みみかきの趣味生活 mimikakisan’s blog

模型 ハンドクラフト その他ホビー関連や自作イラストの備忘録

FAガール イノセンティア その2 UVレジンによる装着用パーツ作り

コトブキヤ フレームアームズガール

イノセンティア Blue ver 製作記事

その2です。

 


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前回は胸やお尻を盛ってあげたので

サイズに合わせたパーツ等を作ります。

装甲や小物などは追々、

思いつき次第に作る予定にしておいて

とりあえず、

素体のお尻と胸を覆うパーツを

作っていきましょう。

 

着脱を前提で考えていくと、

ある程度の弾性があり

加工や手持ちの塗料で塗装できるものを、

ということで

市販のUVレジンで作成します。

アクセサリー材料や

手芸品、ネイルアート関連を扱っている

百円ショップなどで入手でき、色も多様。

非常に便利です。

 

考慮するのは、強度を稼ぐために

やや厚めになる点だとは思います。

 


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そんなわけで

百円ショップでUVライトも購入しました。

100円ではなく、550円でした。

PCからのUSB電源供給が仕様みたいですが、

スマホのモバイルバッテリー(5V 1A)でも

稼働します。


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おそらくネイルアート用サイズですかね。

 


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素体パーツに

極薄ニトリルゴム手袋の指部分を被せます。

シワがよらないように引っ張って

クリップで留めます。

大きめの目玉クリップ

(この呼び名は知りませんでした。目玉って)

は照射の際、スタンド代わりになります。

 

この上からレジンを盛るのですが、

離型剤代わりに

あらかじめメンソレータムなどを

塗っておくといいかもです。


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レジンはあんまり

へそまですっぽり覆うような範囲を塗ると

着脱がきつくなるので、

股上の低いパンツを作る感じで

成形します。

後ろはお尻の割れ目の上半分が出る程度。

 マスキングテープでラインを決めておくと

目安になります。


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ライト照射まえに

気泡を、ちょんちょんと突いておきます。

またレジンの流動性を利用して

塗って数秒間おくと、

自然にゆっくり流れていき

なめらかな感じになります。

後の成形作業がやりやすいです。


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レジンを薄く塗ってなじんだら

ライトをセットして照射。

タイマー60秒で数回当てると

8割は硬化します。

 

足りない部分に再び

塗っては照射。


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硬化後、脱がせます。

横着者が靴下を裏返して脱ぐときのように

ゴムをひっぱると、すっぽんと脱げます。

形を確認するので、パーツに履かせます。


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決めたラインに沿って縁をカットしたり、

表面の凹凸をヤスリで均したりして

形を整えていきます。

表面処理の仕上げは水研ぎをします。

半透明の素材は表面の状態が

見た目で分かりにくいのですが、

水研ぎで均すと

ヤスリの感触と音で研ぎ残しがわかります。

 

同じようにブラも作りました。

着脱の都合上、ストラップレスにしました。

水研ぎ後はこんな感じです。

1500番までのスポンジヤスリで研磨して

艶消しの透明パーツ完成

というところですかね。

 

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この段階で止めると、半透明クリアパーツ

ですが、

塗装すれば、艶消しパーツに

クリアカラー塗装すれば、透明艶ありパーツ

になります。

 

装着させて、フォルムをチェックします。

艶消しとはいえ透明なので、

透けていますね。


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とりあえず青のレジンで作ってみたので、

艶あり濃いめのクリアブルーに

仕上げてみたいと

思います。

クレオスのラッカー 缶スプレーで

吹きました。

プライマーなどは使わず

直接に吹きましたが、

色剥げなどは、

いまのところ特に問題は無いようです。



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レジンの色を変えて幾つか作ってみます。

黒のレジンは

透明のスモークパーツみたいな感じです。

腰装甲(パンツ)の腰紐は

金糸の携帯ストラップを切って

貼り付け後にレジンを塗りました。

腰紐がレジンの流れ落ちを塞き止めて

盛り付けがしやすくなりました。

レジン装具の強度稼ぎと成形ライン決めに

役に立ちます。

 

ネイル用シールを

ゴテゴテ貼り付けてみました。

ネイルアートのデコパーツは

小さい細かいものが多く

ピンセットで作業します。

 

ジャンクパーツや

コトブキヤの武器セットなどを装着すると

魔法ファンタジー系のキャラみたいです。

猫耳の魔法ガンマン(?)かな。


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猫だから夜目が効きそう。

 

方陣とスカートは

メガミデバイス のジャンクパーツです。

製作中に色々失敗して放置してました(泣)

ジョイント径が同じなので

腕のジョイントに差し込みました。

魔法の盾みたいな設定で。

 

脳内妄想設定が止まらないので

屋外で撮影しました。

日曜の公園に美少女プラモを持って

うろうろする怪しい人、現わる。

…いちおう気を遣って、

人の居ない時間帯を選んでますけど…

 

 

 

森の中で出会ったのは猫耳魔法少女
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その正体は2丁拳銃使いの賞金稼ぎ。
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秘宝を探してたどり着いた遺跡の入り口。f:id:mimikakisan:20201206184644j:image

 

というような

なんちゃってファンタジーアドベンチャー

的な妄想がはかどりますね。

 

屋外で撮影すると、

自然光と背景は素晴らしいですが

ピントや被写体の明るさを

調整するのが大変です。

スマホカメラの弄れる設定を

最大限に弄りたおして撮影60枚あまり。

なんとか見られる写真がこの3枚。

デジカメ持っていけば良かった…

 

屋外撮影はいい背景がチョイスできれば

かなり映えますね。

 

今回は

UVレジンを使った装備製作…

から暴走して

屋外撮影についての記事でした。

何かの参考にしていただけたら幸いです。

 

寒くなってきたので、

次は服だね(沼の入り口)


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FAガール イノセンティア その1 無塗装で肌パーツ改造に挑戦

久しぶりに某電気街を徘徊してました。

週末だというのになんとなく平日のような

閑散とした雰囲気で、

人混みの苦手な私としては

のんびり探索はできましたが、

いま小売り店の対面販売は

大変なんだろうなあと考えたりしました。

 

そんなこんなでぶらりと、

普段は足を向けることのないお店を

覗いてみたりもしまして。

 

初めてドールショップも覗いてみました。

可愛らしいお人形さんや洋服が並んでおり、

店内にいるだけでも癒されるような

落ち着いた素敵なお店でした。

憚られるので写真は撮っていませんが。

 

美少女プラモは初音ミクを作りましたが、

素体みたいな感じで

使えるモデルがないかな?と

ぼんやり考えておりました。

 

そして某電器店のホビーショップで見つけた

コトブキヤ フレームアームズガール

イノセンティア blue ver

があったので購入しました。

今さらですが…ね


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素手素足のパーツがあり、

髪型も組み換えが可能ということで

素体として色々遊べそうですね。

黒髪というのも良し。

 

とりあえず素組みしてみました。

うん、とても可愛い。

 

しかしやはりキットそのままでは

気になる点も幾つかありましたので、

少し工作していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主に全体のプロポーションを改修します。

今回はガイアノーツ 瞬間カラーパテによる

成形色での改造に挑戦してみます。

 

まず、

キットの形状で気になったのは

お尻の肉の寂しさと、腿との分割具合です。

既存のキットでは

お尻が2段に見えるのですね。

ミクさんはパンツをはいていたので

気になりませんでしたが、

この娘はお尻まるだしですから

見える部分はなるべく可愛くしてあげたい。

 

もう少しボリューム感と

女の子らしい丸みが欲しい。

お尻も下方へ下がった形にしたいので

そのお肉を盛っていきます。

 

というわけで

前後のパーツを合わせるときに

合わせ目の各所にランナータグを切って

はさみこみ接着し

パテ埋めして、腰の奥行きを延長しました

横から見たときに前後のボリューム感が

強調されるはずです。

(作成中の画像忘れました)

 

お尻のフチから2mm位づつで

瞬間カラーパテを盛って硬化スプレー、

硬化したら、また盛り、と繰り返し、

ナイフやヤスリを使って成形しました。

 

また、

腰曲げ時のジョイントが見えにくいように

ジョイントの丸形を斜めに削り

腰の肌部分を延長しました。

そのぶん、干渉するジョイントの丸形を

斜めに削りました。
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股間の前も、細いと感じたので

同じ方法で幅を増します。

下腹部のぽっこりしたラインを

作りたかったのですが、

あまり上手くいっていませんね。

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前から見るとお尻の延長部分が分かります。

 

カラーパテの硬化促進に使用したのは

アルテコのスプレープライマーです。

DIYショップでも購入できます。

量があるので模型用で売られているのより

少しお得感があります。


内腿のお肉も追加します。

ほどよく、むっちり感がでましたね。

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腰肉を増量したため、

腰関節の挿し込みが甘くなります。

装甲の裏を削り、なんとか抜け落ちない

程度には、なりました。

それでもたまにポロリしますが…

 

さて、

カラーパテは調色が可能で白赤黄青黒と

肌色のフレッシュがあったと思いますが、

今回お店ではどこも売り切れでした。

フレッシュに少量の色追加で

調色は余裕かな、と思っていたので

色を合わせるのに苦労しました。

薄いオレンジ色をフレッシュと呼ぶには

昨今の人種問題的な何か

あったのでしょうかね(邪推)

 

調色は白9割5部残りマゼンタとイエロー

肌色と比べながら慎重に色合わせしましたが

やはり色ムラがでてしまいました。

 

厳密には、もとから生身の人体が

均一な肌色をしているわけではないので、

これでいいのだ。と

自分を納得させようとしましたが

リアル人体を作ってるわけじゃないし…

調色は難しいです。

 

面倒なので スキンカラーとして

ライトピーチ、ブラウン、ペールオレンジと

いった風に3種類ほど市販してほしいなと

個人的に思います。

 

胸も装甲は無くして

自然な膨らみになるよう地道にパテ盛り。

ひたすらサンディングで成形をして

こんな感じに。


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やけに下半身が大きく見えますが、

頭や腕をつければちょうど良くなります。


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頭は猫耳を組み立ててみました。

うーん、可愛い。


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脚もつけるとこんな感じ。

腰幅、内腿の肉付き具合も

個人的にちょうど良いです。

胴体が細いのでコルセットできゅーっと

絞めた風に見えますね。

対比で腰のふっくら加減が強調され

女の子らしい体型になりました。

 

「FAガールは胴体が長い」と

よく言われるみたいですが、

下半身のボリュームアップ工作で

気にならないレベルになったかと思います。

 

 

[おまけ簡単工作]

ランナーを適当に切り取って

腰装甲にイン。

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これがしたかっただけ(笑)


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壁をカリカリ。

 


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今回も足裏にネオジム磁石を埋め込み

スチール板の上などで

自立できるようにしました。

箱絵のイラストに近いポーズもできます。


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こんなマスキングテープも買っていました。

マスキングテープは

バストトップの位置決めに使います。

それ以外にも遊べますね。

 

胸の先端を作ります。

マスキングテープで首から

アンダーバストまでの縦ラインを貼り

左右のバランスを見ます。

横ラインはバストトップの高さです。

テープが交差する地点を

穴あけ位置とします。

針でも鉛筆でもいいので印をつけます。


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テープを外して、印をつけたトップの位置に

違和感がないかどうかを確認修正してから

1~1.5mm直径のピンバイスで穴あけします。


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位置はこれで大丈夫ですね。

気持ち上向きに、

左右の距離を離し気味に穴あけするのが

コツです。

 

炙って延ばしたランナーを穴に挿し込み

接着します。

流し込み接着剤をランナーに塗ってから

挿し込みするのがオススメです。

接着剤のはみ出しが無いので良いのです。


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延ばしランナーの色と肌の成形色の

中間色をカラーパテで調色し、

爪楊枝で境い目にちょんちょん付けます。

境い目に付いた中間色が乳輪になります。


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硬化してからランナー長さを適度に切り取り

先端をヤスリで整えます。

頭に流し込み接着剤を塗りつけてあげると

ツヤも出て切り口やヤスリ跡も

なめらかになります。


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先端の色ですが、

この娘は血色の良い肌色なので

ランナーは手持ちのプラモから探して

えんじ色ぽい濃いめの色にしました。

 

素体の肌色部分の改造はこれにて終了です。

今回は初の試みで、カラーパテを使った

無塗装成形色活かし工作をやってみました。

 

さて、肌色部分は無塗装で改造できましたが

装甲や服などはまた違った素材で

作成するので塗装もしてみたいと思います。

 

とりあえず、肌色の馴染み具合を

確認するため屋外で撮影してみました。



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自然光の下で見ると、

また違った印象ですね。

照明って大事。

 

プラモ撮影というより

家猫を初めて散歩に連れていく感覚でした。

これはこれで、なんか楽しいです。

ただ、半裸の女の子を外に連れ回すのは

今回限りにします(笑)

 

FAガールの改造を考えている方の

何かしらの参考になれば幸いです。

 

 

フィギュアで使える家具や小物。飛騨の家具 富士丸酒店

プラモじゃありませんが、ガシャポンでの商品です。

幼年期にあまりこうゆうのを買わなかった反動からか、ガシャポンが並んでるのをみると、つい覗きこんでしまいます。

 

で、今回は 椅子 です。


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株式会社SO-TA さんの飛騨の家具シリーズ。

飛騨の匠の技が込められた高品質で美しいデザイン家具、だそうです。

椅子なんて、ガシャポンコーナーに来る子供さん達は喜ぶのかな?って思いましたが、価格からして大人狙いの商品ですね。

 

開封すると分解状態で出てきました。f:id:mimikakisan:20201018012737j:image

 

カプセルの寸法との兼ね合いでというところなんでしょう。

 

そして、組み立ての難易度はまあまあ高いです。

難関は、「背もたれの骨を全部同時に差し込む」でした。

これ、難しい。

10本のダボ穴に、固定された骨を同時に差すなんて、無理じゃないですか?

飛騨の職人さんなら出来るのかな?

 


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ガシャポン組むのに15分もかかるのは今までなかったわ。

 


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やっと完成した椅子、我が家のミクさんにプレゼントしました。

縮尺がよくわからないですが、おそらく少し椅子のほうが小さいかもしれません。

 

まあ、ミクさんのツインテールが邪魔にならず後ろに垂らせるので、このサイズでベストでした。

ツインテールもスカート丈も詰めてあったので、髪もお尻もうまく収まってます。良かった。

 

説明書には、Easy Chair & Ottoman とありましたが、組み立てはEasyじゃなかった…

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椅子が1脚では寂しいので、もいちど回してでたのがこれ。Civil Chair という椅子。

グッドデザイン賞だそうです。

腰掛けは奥行きが浅いクッションのないタイプですが、シンプルで飽きの来なさそうな意匠で、実際に使うならダイニングキッチンなどに合いそうですね。

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でもまた15分間、骨差し作業が…

 

リビングに合いそうなどっしりしたChikc Chair というのが欲しかったので、更に2回挑戦。

結果、それぞれ同じ椅子が2脚そろってしまいました。

ペアで揃ったのは良かったけど、また難関の骨差し作業が待ってます…。

 

 

 

忘れてました。

ミクさんに座ってもらった画像がこちらf:id:mimikakisan:20201018002632j:image

 

浜辺でゆったりくつろぐ休日のミクさん。

…なに呑んでる?

 

酒瓶は 株式会社リーメント 富士丸酒店 シリーズ

2個買って洋酒セットと焼酎セットが入手できました。
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660円(税込)で、お値段は少し張ります。

高級酒揃いなのでそんなものかな、という感覚ですが、中身が判らない状態で買うのでダブりが少し怖い。

お財布に余裕があるときにまた挑戦しましょうか。

 

 

対象年齢15歳以上 の商品なので、ミクさんに与えてもセーフ(?)ですよね。

 

ミクさんのアルコール耐性がどの程度かは知りませんが、焼酎とバーボンでチャンポン呑みしたら…


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そうだよね。

 

 

 

ミクさん、今のお気持ちをどうぞ。
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「…明日からお仕事かぁ…」

 

初音ミクの散髪


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制作時の画像が残ってなかったので記事にしなかったのですが、前回までUPしたミクさんの画像では、前髪が2パターンあると思います。

既存キットそのままの前髪と、改修した前髪です。

改修しました的なテキストはあるのでいいかなと思ってそのままにしてました。

 

で、表情を付け替えたり色々遊んでいるうちに、細い髪が折れてしまいました。


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折れた毛先も紛失してしまったので、予備で一体購入してあったぶんを、もいちど加工し直します。

 

キットの前髪について。

まず組み上げた時に、ミクさんの顔に若干の違和感を感じたんですね。

既存の前髪の造形もなかなか良いとは思うんだけど、ライブ映像や動画で見慣れたミクさんのイメージに近づけたい。

実際は、眉毛はけっこう見えてるんです。

あと、前髪はすっきり三分割ですね。

キットのミクさんは、毛量が多めで、分割が曖昧かなと感じました。

そのため角度によって眉毛が隠れて、表情も判りにくくなっていました。

 

まあ髪型は3Dモデル各々の個性があるでしょう。

でもやっぱり、見慣れたイメージは

こんな感じですね。

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ので、キットの前髪を以下のように修正したわけです。

 

その1、真ん中、横髪の分割を大きくさせる

 

その2、眉毛の上をできる限り広く露出させる

 

その3、顔パーツの額のエッジをなだらかに削る

 

1、2、の修正は微妙な作業で、少しづつ進めます。

やりすぎるとバランスが崩れて

取り返しがきかなくなります。

 

3、の作業は単に金ヤスリで角を落とすだけです。

あとはスポンジヤスリで仕上げます。

眉毛や目を消してしまわないようにマスキングで保護します。

 

 

眉毛で思い出した。

キットの顔パーツに印刷されている眉毛は、きりっとしてますが、やや力が入りすぎてるの様に見えるので、眉間の辺りを少し消しています。

眉毛って意外に大事なんです。

女の子は特にね。

 

あらためて、2回目の前髪改修を開始。

どこを残して、どこを削るかを最初に決めておきます。

表だけじゃなくて裏の構造もよく見て慎重に検討しないと、切れ込みが多すぎると修正が大変です。

もし切りすぎたら、ランナーの切れ端を溶着して、完全乾燥後にまた削る、という面倒が待っています。

ランナーを接着剤に漬け込んだパテをあらかじめ用意しておくのも、一手です。

 

ランナーパテはツインテールの寸法詰めで継ぎ目消しに使いました。

成形色そのままに塗装せずに済むので、塗装設備環境がない場合や塗装技術に自信がない人には良いでしょう。

ただ、乾燥時間が長いのであまりドカ盛りはできません。

表面が硬化したように見えても、けずると中がブヨブヨ、という事が多々あります。

継ぎ目や傷穴埋めに、少量を使う程度に留めておくのが良さそうです。

 

あと、ランナーパテの作り置きの際は、なるべく大量には作らず、塗料用の空瓶で保管します。

ケチって100均で買った大きめの瓶に入れて、カチカチに固まってしまいました。

また接着剤を足せば良いんだろうけど、溶けるまで時間がかかります。

 

で、これが改修前の前髪f:id:mimikakisan:20201012042223j:image

 

デザインナイフで削り、400番ペーパーで形をととのえました。

装着するとこんな感じ。f:id:mimikakisan:20201012042152j:image

 

右目上の毛先を落として、左は細く削りこみました。

前髪の三分割のための切れ込みは、やりすぎると顔パーツの境界が見えてしまうので、この辺りが限界です。

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額の露出が大きくなったぶん、顔パーツの上部エッジを削っています。

ここは、できたらパテ盛りで額を延長したいところです。

でも前髪装着で干渉するかもしれないし、パーツとパテの境い目消しが難しそうなので安全策でいきました。

 

額の露出面積が増えたことで、表情が見えやすく明るい印象になりました。

 

簡単加工なので、無塗装でキットの成形色を生かしたまま出来ます。

あとはスジ掘りや表面処理で形を整えて、ぼかしペンで陰影をつけて、終了です。


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いかがでしょうか
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「前髪をもう少し整えてください」

 

ミクさん用エレキベース製作 [完成品]


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ミクさん用エレキベース

仕上げ完成編です。

最後の作業として、

コントロール系やストラップなどを。
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コントロールノブは位置決めして

ピンバイスで穴あけ、

軸を差し込み接着しました。

 


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プラ棒でノブを作り

こっちもピンバイスで穴あけ、

軸に接着しました。

 

痛恨の失敗として、

塗装の乾燥後に

事情でやむを得ず外泊し

数日放置していたら、

塗装面が何かに当たっていたらしく、

ボディ裏に

かなり残念な凹みが出来てしまいました。

しかし前からは見えませんし

もう修正は効かないのでそのまま

見なかった事にします。

 


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安物イヤホンのコードを切って

ボディに穴をあけ差し込みます。

適当作成の送信機を

ストラップに装着し

無線で音をアンプに飛ばしている

という体裁にしました。

 

これにて、エレキベース完成。

ミクさんに持たせてみます。


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[おまけ]

ベースアンプも製作します。

 

100均で見つけた

チョークを入れる木箱です。

蓋の端を切って

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合皮のようなテクスチャーの布を貼って
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蓋の一部は取り外し可に

メッシュを差し込めるように
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キット付属品

ドローンスピーカーのパーツと

ジャンクのタイヤをプラ板に貼り付け
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ガシャポンで買ったオーディオアンプを

黒塗りして
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ホームセンターで買ったメッシュを

はめ込んで、

ベースアンプも完成しました。


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アンプの造形は適当にツマミ増設。

それらしく見えていればまぁOKでしょう。

 

100均で売っていた

ドール用?の背景ボードが

スケール的にフィットします。

 

スケールで思い出しましたが

このキットのミクさんは1/12ではなくて

公式の身長から算出すると

1/10.5

というあまり耳慣れないスケールが

出てきました。

楽器のスケールも大体はそれに合わせて

作っています。

 

何も考えず1/12の小物を持たせると

かなり高身長のミクさんになってしまうので

そのへんは気をつけました。

 


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避暑地の別荘兼スタジオで

リハーサル合宿的なシーンですかね。



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大音量で鳴らす

ベースの低音って気持ちいいね。



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でもご近所の苦情が怖いので

少し音量下げます…

 

 

ミクさん用エレキベース製作 [塗装編]

切削研磨を繰り返し、ようやく

ベースギターの造形が出来たので、

塗装します。

 

 

の前に、

楽器の素材と塗装に関してのお話を。

 

大体のギターの類いは

アルダー、アッシュ、メイプル、マホガニー

などなど、

それぞれ特徴的な杢目の木材が素材です。

 

実際のギターもハイエンドモデルは

杢目を強調したトランスルーセント塗装が

多いようです。

これはそもそも

綺麗な杢目の材料が高価なこともあります。

 

本物なら、

目どめ、プライマー、シーラーで

下地を作ってラッカーで色を付けていけば

いいのですが…

 

プラ材で作ったギターに

杢目を再現する技法が思いつかないので、

今回は

ボディもネックも全塗りつぶしでいきます。

いつか良い方法が見つかれば

挑戦してみたいと思います。

 

 

ま、そこまでこだわる

必要もないんでしょうけど。

 

ただ、せっかく造形に時間もかけたので

塗装で安っぽくなるのも勿体ない。

 

単色ベタ塗りではなく、

メタリック塗装で仕上げていきましょう。

 


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まず

田宮缶スプレー「ライトガンメタル」で

全体に下地の銀を塗ります。

暗めの銀で金属粒子がややギラつき

目立つので

メタリック的には効果がありそう。

 


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乾いたら

Mr.カラー「クリアーブルー」を吹きます。

 

少し褪色した雰囲気も欲しいので、

Mr.カラー「クリアーイエロー」も吹く。

 


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最終的にメタリックグリーンになりました。

技法としては

「キャンディ塗装」

になりますね。

 

なぜ、

最初からメタリックカラーを塗らないのか、

というと

「本物もこういう順序でやっている」

「メタリック塗料は粒子が前に出過ぎる」

からです。

 

あと、

メタリック系で好みの色のスプレーが

店頭で見つけられなかったのもあります。

 

ただ、

ネック裏に厚く吹きすぎると

後ハメが困難になると思ったので

そこだけイエローは控えめにしました。

 

結果、ボディとの色の差がありますが

(…ネック裏は日焼け褪色しなかった…)

っていう独自設定で

なんとか自分を納得させましょう。

 



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表面の艶を出すため、

Mr.カラー「プレミアムトップコート

を三回程吹き重ねます。

 

これにてメタリック塗装は終わり。

次回は、

コントロール系部品、ストラップなどを

取り付けて仕上げていきます。

ミクさん用エレキベース製作 [造形編]

コトブキヤ フレームミュージックガール

初音ミクさん用の楽器等

小物を製作していきます。

 

ステージで演奏している

映像をみたところ、

エレキギターはたびたび登場します。

 

形状としてはテレキャスターが多いようで、

凝ったペイントなどが目を引きます。

しかし、

ミニチュアとして製作するとなると

非常に細かい作業や塗装が多いうえ、

素人(私)が6弦を再現するのは技術的にほぼ

「無理」

という結論に至りました。

 

 

 

 

って事で

ギター以外弾いてるのもあるので

エレキベースを作ってみましょう。

弦も4本なら、なんとかなりそうだし…

 



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角プラ棒を2本貼り合わせて、

ネックにします。

 


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ネック裏の角をひたすら削いで丸くします。

 

 



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ネックを両側から挟み込む形で、

角プラ棒を継ぎ足してボディを作ります。

 

 


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塗装の手間を考えて接着はせず、

この状態でピックアップやブリッジ、

弦を張っていきます。

弦は100均で売ってた

一番細いアルミ線を張りました。

 

 

 



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なだらかなカーブができるまで、

パテ盛り→切削→研磨の繰り返し。

 

 

 


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サフ吹きで表面処理結果を確認し、

さらにスポンジやすりで仕上げていきます。

 

ボディやヘッド形状は、

何処メーカーの何モデルというわけでは

ありません。

特定のモデルをコピーしようとしても

誤差修正、切削研磨の繰り返しで、

元の形からは遠ざかっていくのです。

どうせわたしの技術力では。

 

特にFenderのヘッドやボディのデザインは

わずかな形状の歪みでも

安物コピーモデル

みたいになってしまいます。

 

老舗王道のデザインはあきらめ

到達点としては、

「国産メーカーのオリジナルシェイプ」

「90年代のシンプル&ポップなデザイン」

を目指しました。

FernandesとかGrecoとかあの辺りの。

 

コントロールノブなどは、

別途作成して塗装後に接着する予定です。



次回は塗装をやっていきます。